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INFERTILITY Meet The Experts

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Web live seminar「Time to Pregnancy or Cumulative live birth?」

挙児希望夫婦のTime to pregnancyの改善に必要なこととは何か?

渡邉 浩彦 先生(醍醐渡辺クリニック 院長)

不妊カップルを対象とした調査ではクリニック受診までに平均3.2年を要しており、その要因の1つに治療開始後の時間的負担が考えられる。Time to pregnancyの短縮においては、可能な限り早期に胚移植へ進む必要がある。我々はこの観点から新鮮胚移植周期の選択肢について再考すべく、当院の胚移植周期について、新鮮胚移植と凍結融解胚移植の成績を比較検討したが、両移植法の妊娠成績に差は認められなかった。

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Time to pregnancyを念頭に置いたflexible PPOSアプローチ

岩見 菜々子 先生(神谷レディースクリニック)

PPOSプロトコールは簡便性の観点から本邦で広く受け入れられている。一方、移植法が凍結融解胚移植に限定されることから、Time to pregnancyの観点において課題もある。こうした背景より当院は新鮮胚移植をオプションに含めるアンタゴニスト法、または全胚凍結を前提とするPPOS法のいずれかを刺激中期までの卵胞発育に応じて選択できるようにFlexible アプローチを考案した。本講演では刺激初日からのPPOS法とFlexible PPOS法の成績について概要を紹介する。

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Web live seminar「調節卵巣刺激における費用対効果を考える」

保険点数を用いたARTの費用対効果分析

小塙 理人 先生(小塙医院 理事長)

個別投与量アルゴリズムのCost effectiveness
限られた国家予算内で費用対効果の高い治療を目指すため、各COSにおける保険点数別確率を用いた期待値の比較と増分費用効果比(ICER)を検討した。レコベルの投与量アルゴリズムの費用対効果について検討した。

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ART保険適用の問題点と今後の期待

杉山 力一 先生(杉山産婦人科 理事長)

保険適用に伴う不妊治療と医療経済
ARTの保険開始後の診療上の変化や患者への対応方法について、運用面での気付きを含めて解説を行った。保険の良かった点として、治療開始年齢や経済負担等が改善された点をあげた。その一方で、保険開始による医師側の負担として、診察時の確認項目数の増加を課題としてあげた。確認項目増加が診療時間を従来の二倍以上に増やしている点を今後検討が必要な点として課題提起した。さらに婚姻関係の確認作業の煩雑さについて事例紹介するとともに、保険診療に関連して医師からよく質問を受けるテーマを解説している。

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Web live seminar「周産期合併症からART治療を再考する」

National databaseから見るARTと周産期合併症

齊藤 和毅 先生(東京医科歯科大学大学院 茨城県小児周産期地域医療学講座 助教)

ART妊娠の予後を周産期合併症について検討した。ARTレジストリーデータ(National database)で解析した結果などから、どのような患者でホルモン補充周期を選択するべきか、また避けるべきかを周産期合併症ごとのリスク因子で検討し、予後改善に向けた可能性を紹介する。

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Web live seminar「ART治療でのAMH値の臨床ベネフィット」

ART治療でのAMH値の臨床ベネフィット~COSでのFSH製剤の選択はAMHを根拠に考える~

Prof. アントニオ・ラ・マルカ 先生(モデナ・レッジョ・エミリア大学 産婦人科 クリニカ・ユーギン(コーディネーター))

AMHに関して世界的に有名なAntonio La Marca先生より『The clinical benefits of AMH assay in ART-AMH based formula when choosing the FSH dose in COS-』のテーマでご講演をいただけているオンデマンド動画です。レコベル®皮下注ペンの投与量アルゴリズムの作成背景、有効性と安全性について解説いただいております。

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Web live seminar「ARTにおける黄体ホルモン製剤選択のポイント」

黄体ホルモン製剤の変遷と妊娠の成立並びに転帰に与える影響

藤原 敏博先生(フェニックス アート クリニック 院長)

胚移植日血中P4値については報告により測定の必要性の是非が異なる。プロゲステロン腟剤は薬剤の子宮内膜への直接移送により、有効性が高いことが期待されている。本講演では多施設共同研究:SHIFT studyを中心に血中P4値の扱いについて紹介する。

子宮内膜脱落膜化における天然型黄体ホルモンの重要性 - ステロイド受容体親和性の観点から -

黒田 恵司先生(杉山産婦人科新宿 難治性不妊症診療部長、内視鏡診療部長)

各々の黄体ホルモン剤のステロイド受容体親和性の違いが、胚着床のための子宮内膜脱落膜化プロセスに影響を及ぼすことが明らかとなっている。天然型プロゲステロン投与は至適な子宮内膜脱落膜化、至適な胎盤形成および安全な出産につながることが考えられる。

Pick Up Web Seminar

杉山産婦人科新宿でのPRP使用経験

髙見澤 聡先生(杉山産婦人科新宿 副院長)

PRP治療を行う意義やPRP作成方法に関して解説。また、PRP子宮内投与について「菲薄化子宮内膜」「RIF(反復着床不全)」にフォーカスし、臨床データを紹介する。
更に、PRP卵巣内投与による卵巣機能再生の可能性についても論文を交えて解説する。

注意:自己多血小板血漿〔Platelet-Rich Plasma(PRP)〕を用いた不妊治療は、第2種再生医療等に該当します。PRPを用いた再生医療を提供しようとする医療機関は、特定認定再生医療等委員会の意見を聞いた上で「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に基づき、再生医療等提供計画書を厚生労働大臣に届け出る義務があります。

子宮内膜厚の視点からみたART治療について

苔口 昭次先生(英ウィメンズクリニック 院長)

子宮内膜厚と妊娠率について、自院データや文献的考察を交えながら解説する。移植直前の子宮内膜厚の増減や黄体補充前E2値の高低による臨床成績への影響についても紹介する。また、PRP療法に関してPRP作成方法をビデオにて解説。“PRPは次のステージへ”と題して、+αの治療法を提案する。

卵胞発育、排卵期における卵と顆粒膜細胞のミトコンドリア

島田 昌之先生(広島大学大学院生物兼化学研究科・陸域動物生産学講座 教授)

胞状卵胞から排卵前卵胞の過程の顆粒膜細胞のミトコンドリア、そして排卵過程の卵のミトコンドリアについての研究によりミトコンドリアが活性化し活性酸素の作用を受けないことで、卵胞が正しく発育しその後の排卵過程で卵成熟できることが示唆された。

タイムラプス培養と胚選択~当施設の経験より

加藤 恵一先生(加藤レディスクリニック 院長)

EmbryoScopeの特徴と利点を紹介し、実際の施設での胚連続観察のデータにより、EmbryoScopeを用いた胚発生の観察はより正確に胚の選択/非選択を行うことができ、妊娠成績の向上が期待できると考えられることが示唆された。新機種EmbryoScope Flexについてもコメントする。

採卵針は細いほうが良いのか

松山 毅彦先生(医療法人社団厚仁会 厚仁病院 産婦人科)

体外受精・胚移植の成績をあげるためには、採卵についても考慮する必要がある。採卵においてダメージの少ない良好な卵子を回収するために、また、患者さんにとっての痛みと出血の軽減のため最適な採卵針の太さ、吸引スピード、吸引圧について考察する。

ART 妊娠女性における安心な出産を目指して~日産婦大規模データから言えること~

齊藤 和毅先生(東京医科歯科大学大学院 茨城県小児周産期地域医療学講座)

国内ART出生児の80%以上は凍結胚移植周期によって誕生している。凍結胚移植は新鮮胚移植に比べて、胎児の周産期転帰では低出生体重児や早産の頻度が有意に低い結果が得られているが、母体の周産期転帰においては癒着胎盤や妊娠高血圧症の頻度が有意に高く、また、その頻度は自然周期移植に比べて、ホルモン補充周期で有意に高かった。今回は胎盤関連合併症のリスク因子の1つと考えられる黄体ホルモン剤の関与について課題提起する。

今、生殖補助医療における体外培養環境を考える

座長:沖津 摂先生(三宅医院 生殖医療センター 培養室長)
演者:見尾 保幸先生(ミオ・ファティリティ・クリニック 院長) 

ARTにおいて卵を体外で培養するということの臨床的メリット、さらにタイムラプスを使用することによって初期胚の発生状況を動的観察できるようになったため、対外培養で観察できる胚の状況について文献レビューや最新知見を解説する。

最適な不妊治療を考える会

子宮内腔病変と着床障害

栗林 靖 先生 (杉山産婦人科 丸の内 院長)

子宮内病変には、粘膜下筋腫、中隔子宮、子宮内腔癒着、子宮内膜ポリープなどがあり、着床障害の原因の1つと言われている。外来での子宮鏡検査でこれらの病変は発見されることが多い。ARTでET失敗例等には、着床改善のため子宮鏡下手術(TCR)が行われている。今回は、TCR後の着床改善について解説する。

プロゲステロン腟剤が我々にもたらしたもの - この5年で見えてきた効用と課題-

藤原 敏博 先生 (フェニックスアートクリニック 院長)

ART適応を有するプロゲステロン腟剤が日本で上市されて5年目を迎えた。患者の利便性や使用感の改善、胚移植日血中P4値に関する固定概念の打破等、様々な効用が確認された。一方、今後の課題としては、プロゲステロンの内膜脱落膜化メカニズムに基づく、反復着床不成功例に対する治療アプローチや、周産期合併症との関連について目を向けていく必要がある。

体外受精反復着床不全(RIF)症例に対する我々の取り組みとその対策

中川 浩次 先生 (医療法人社団 杉一会 杉山産婦人科 新宿)

反復着床不全(RIF)症例におけるリスク因子については、子宮因子、胚因子、免疫因子、胚受容期のずれ等が考えられている。今回、これらの中から、慢性子宮内膜炎、免疫学的拒絶に対する治療戦略及び臨床成績について紹介する。

LUTINUS実地臨床レポート

発砲性腟錠およびアプリケータが妊娠率に及ぼす影響

西 修 先生 (西ウイミンズクリニック 院長)

ホルモン補充周期凍結融解胚移植において、発泡性腟錠の腟内での溶解吸収、および専用アプリケータによる腟奥への適切な投与は、子宮内膜へのP4移送性に優れ、着床環境の改善ならびに妊娠率の向上が期待できることが示唆された。

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