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Round Table Discussion

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Pick up Web座談会

生殖医療が周産期予後に及ぼす影響とは? ~生殖医療と周産期医療の連携~

日時:
2020年8月31日(月)
会場:
WEB開催
参加者:
池田 智明先生(三重大学医学部産科婦人科学教室 教授)
銘苅 桂子先生(琉球大学病院周産母子センター 教授)
黒田 恵司先生(杉山産婦人科新宿 難治性不妊症診療部長)
片桐 由起子先生(東邦大学医学部産科婦人科学講座 教授)

生殖補助医療(ART)の実施件数の増加に伴い、総妊娠例に占めるARTによる妊娠例の割合が増え、周産期管理を行う産科医がARTによる妊娠例を診療する機会も増えている。一方で、ARTによる妊娠では、体外受精、顕微授精などの治療が、さまざまな周産期合併症の発生に影響を及ぼすことが指摘されている。このような背景から、ARTと周産期医療での情報共有、両者の連携の在り方を考えることが重要になってきている。
今回は、ARTと周産期医療の領域から、ご専門の先生方を招き、ご講演ならびにご討議いただいた。

Round Table Discussion 資料一覧

凍結融解胚移植周期の血中プロゲステロン値は臨床指標となり得るか?

日時:
2018年7月21日(土)
会場:
ホテルオークラ神戸
司会:
原 鐵晃先生(県立広島病院 生殖医療科)
参加者:
絹谷 正之先生(絹谷産婦人科)
後藤 栄先生(後藤レディースクリニック)
中岡 義晴先生(IVFなんばクリニック)
中山 貴弘先生(医療法人財団足立病院生殖内分泌医療センター)

プロゲステロン腟剤の国内上市以降、ホルモン補充周期下凍結融解胚移植に関して多数の施設検討データが報告されてきた。 それらの多くは、“胚移植日血中プロゲステロン値は臨床成績と関連しない”とするものであったが、 “血中プロゲステロン値を臨床指標とすることは可能である”とするものもあった。国内で使用可能となったプロゲステロン腟剤はそれぞれ、剤形、1日投与量、腟内投与方法が異なるが、こうした特性の違いに着目した議論は十分に行われていなかった。そこで今回、西日本エリアで不妊治療に携わる医師が集まり、各腟剤の違いを踏まえながら、胚移植日血中プロゲステロン値の臨床的意義について討論を行った。

反復着床不成功例に対する治療アプローチー黄体補充法の変更に意味はあるのか?ー

日時:
2018年7月28日(土)
会場:
パレスホテル大宮
司会:
髙井 泰先生(埼玉医科大学総合医療センター)
参加者:
稲垣 昇先生(セントウィメンズクリニック)
鈴木 達也先生(自治医科大学附属病院)
関 守利先生(セキールレディースクリニック)
林 博先生(恵愛生殖医療医院)

近年では良好胚を複数回移植するにも関わらず、妊娠が成立しない患者の要因について、様々な取り組みが行われている。一部の議論においては、移植周期に使用される黄体ホルモン剤に着目し、様々な黄体補充プロトコールに関する有用性が検討されているが、十分な考察は行われていない。また、胚の着床阻害要因や子宮内膜受容能の適正化についても、複数の視点から革新的な研究が行われており、これら全てを踏まえた包括的な治療アプローチが重要となっている。今回、北関東エリアの医師が集まり、反復着床不成功例に対する実地臨床下での治療アプローチについて討論を行った。

凍結胚移植周期の着床後の妊娠維持 / 流産に影響を及ぼす因子とは?

日時:
2018年9月20日(木)
会場:
横浜ロイヤルパークホテル
司会:
佐藤 芳昭先生(ソフィアレディスクリニック)
参加者:
安部 裕司先生(CMポートクリニック)
池永 秀幸先生(馬車道レディスクリニック)
黄木 詩麗先生(矢内原ウィメンズクリニック)
福田 勝先生(福田ウイメンズクリニック)

国内で標準化しつつある凍結胚移植周期の移植法には自然周期とホルモン補充周期がある。ホルモン補充周期では内因性の プロゲステロン分泌が得られる妊娠7~8週頃までは外部から黄体ホルモンを補充して妊娠を維持する必要がある。そのため流産 に至った症例では、妊娠維持期間に使用したホルモン剤の関与が議論の焦点となることが多いが、理想的なホルモン補充法が 明らかにされているわけではない。また、妊娠維持率を高めるためには、胚および子宮内膜の妊娠維持に関与する因子について も考慮する必要がある。今回、神奈川県内で不妊治療に携わる医師が集まり、妊娠維持期間における理想的な黄体補充法など について討論を行った。

ホルモン補充周期凍結融解胚移植における臨床転帰は黄体補充法の影響を受けるのか?

日時:
2018年9月29日(土)
会場:
名古屋国際ホテル
司会:
西村 満先生(西村ウイメンズクリニック)
参加者:
伊藤 知華子先生(セントソフィアクリニック)
副田 善勝先生(あいARTクリニック)
村田 泰隆先生(ARTクリニックみらい)
山口 和香佐先生(俵IVFクリニック)

国内では2015年以降、プロゲステロン腟剤を使用した黄体補充法が標準化しつつあるが、その詳細は施設によって異なり、プロゲステロン腟剤の単独投与を標準的に行う施設、合成黄体ホルモン剤との併用投与を標準的に行う施設、妊娠判定日を境に合成黄体ホルモン剤からプロゲステロン腟剤へ変更する施設など、さまざまである。合成黄体ホルモン剤とプロゲステロン製剤ではステロイドホルモン受容体親和性プロファイルが異なることから、脱落膜化の程度や、妊娠維持期の内膜環境が異なるとする報告があるが、黄体補充で用いられる薬剤の種類が実際の治療や臨床成績に及ぼす影響については十分に議論されていない。そこで今回、中部・東海エリアでART治療に携わる医師らが集まり、さまざまな観点から理想的な黄体補充法について討論を行った。