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ミニリンメルトは口腔内(舌下)に含むだけで、唾液により速やかに溶け、水分を必要としないため、夜尿症及び中枢性尿崩症の治療において、不要な水分摂取を避けることが可能です。また、ヒト口腔粘膜からの吸収を検討した報告はありませんが、動物試験1)にてデスモプレシンが口腔粘膜から吸収されることが確認されており、また、ミニリンメルト120㎍とデスモプレシン普通錠200㎍(デスモプレシン178 ㎍:国内未承認、水と共に服用する製剤)が同等の薬物動態を示した報告2)があることから、本剤は口腔内で唾液により崩壊させ、水なしで服用することを推奨しています。
水分補給が必要となる急性疾患(全身感染症、発熱、胃腸炎等)の際には、ミニリンメルトの投与は中止します。
【夜尿症】
ミニリンメルトを服用する2-3時間前より翌朝までの飲水は、コップ1杯程度にします。合わせて、ミニリンメルト服用の2-3時間前までに夕食を済ませます。
【中枢性尿崩症】
患者の体重や年齢、排尿量により適正な飲水量が異なるため、具体的な飲水量は患者個々に設定します。
ミニリンメルト投与開始初期においては、適正な飲水量は患者の体重や排尿量/水分摂取量で把握します。ミニリンメルト投与で尿量が減少しているにもかかわらず、多量の飲水が習慣となっていることがあるので、特に投与開始当初は毎朝体重をはかり成人の場合1kg以上の体重増加は注意するように指導ください。体重の増加を伴う体調不良は水中毒の可能性があります。