尿量を減らす抗利尿ホルモン誘導体です
脳の下垂体から分泌されるバソプレシンが、腎臓において体内の水分を一定に保つよう尿量の調節を行っています。夜尿症の原因の一つとしてバソプレシンの夜間の分泌不足
1)があり、就寝前のミニリンメルト投与により夜間に生成される尿量を減らし、夜尿を改善します。中枢性尿崩症においては、下垂体からのバソプレシン分泌が大きく低下
2)するために成人で3-10L/日程度の尿量が生成されます(正常:800~1500mL/日)が、ミニリンメルトを継続的に使用することで、尿量を減らし体内の水分量を保持します。
(参考)夜尿症におけるバソプレシンの日内変動1)
(参考)中枢性尿崩症における尿中バソプレシン量2)
- 帆足英一,小児科 1986;27(2):209-214.
- 赤司俊二,小児科診療 1990;53(S):722-725.より改変