hMGフェリング

特徴

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FSHとLHの活性比が約1:1です

hMG製剤はFSHとLHを含む生物由来製品です。 HMGフェリングには、75IU(単位)、150IUの製剤があり、それぞれFSHを75IU、150IUを含有し、製剤中のFSHとLHの生物活性比*は約1:1となっています。FSHとLHの体内分泌量が1:1に近い方(FSHとLHの比率が同程度に近い方)が成熟卵母細胞数が多いとの報告1)があり、FSHと同程度のLH活性を有することが重要であると考えています。

LH受容体の反応性は年齢とともに低下し、20歳から徐々に反応性が低下していたとの海外報告2)があります。そのため、LHの必要性については、LH量ではなくLH反応性低下を考慮します。また、LH(hCG)を刺激初期から使用することで良好胚数が増加したとの海外報告3)4)があり、hMGフェリングは卵胞発育に重要なLH活性を多く含有しています。

*日本薬局方「ヒト下垂体性性腺刺激ホルモン」に基づく

血中のFSH/LHの比率と成熟卵母細胞数の相関(海外データ)1)

血中のFSH/LHの比率と成熟卵母細胞数の相関(海外データ) Reprinted from Fertility and sterility, 83, Ho JY , The serum follicle-stimulating hormone-to-luteinizing hormone ratio at the start of stimulation with gonadotropins after pituitary down-regulation is inversely correlated with a mature oocyte yield and can predict "low responders". , 883-888, Copyright (2005), with permission from Elsevier [American Society for Reproductive Medicine].

年齢とLH受容体反応性の相関(海外データ)2)

年齢とLH受容体反応性の相関(海外データ)
【 対 象 】 20-44歳の健康な外国人女性44例
【 方 法 】 卵胞期にhCG5,000IUを単回投与し、17-ヒドロキシプロゲステロン(OHP)の血中濃度を測定した。
  1. Ho JY, et al.,Fertil Steril.,2005;83(4):883-888.
  2. Piltonen T, J.clin Endocrinol metab.,2003;88(7) :3327-3332.
  3. Ilhan GA , Eastern J. Med.,2014;19(1) :22-27.
  4. Ziebe S, et al.,Hum Reprod.,2007;229:2404-2413.