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慢性子宮内膜炎とプロゲステロン抵抗性

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北宅 弘太郎 先生 (リプロダクションクリニック大阪 院長)

子宮鏡による慢性子宮内膜炎(CE)の診断について最新の国際定義案が報告された。CEは内膜に浸潤する内膜間質形質細胞の存在を特徴とする局所性・感染性の炎症疾患であるが、子宮内膜プロゲステロン抵抗性(EPR)とも関連があることが報告されている。CE患者の内膜は分泌期でも増殖型を呈し、細胞増殖関連遺伝子やアポトーシス抑制遺伝子の発現が亢進状態にあり、脱落膜化マーカーは発現抑制状態にある。本講演ではCEとEPRとの関連についてレビューする。

2019.09(417)

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卵胞発育、排卵期における卵と顆粒膜細胞のミトコンドリア

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島田 昌之 先生 (広島大学大学院生物兼化学研究科・陸域動物生産学講座 教授)

胞状卵胞から排卵前卵胞の過程の顆粒膜細胞のミトコンドリア、そして排卵過程の卵のミトコンドリアについての研究によりミトコンドリアが活性化し活性酸素の作用を受けないことで、卵胞が正しく発育しその後の排卵過程で卵成熟できることが示唆された。

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東口 篤司 先生 (札幌エンドメトリウムリサーチ)

米国生殖医学会(ASRM)およびFDAは胎児に及ぼす安全性の観点から、ARTの妊娠初期において使用される黄体ホルモン剤について勧告を出している。我が国では海外と異なり合成黄体ホルモン経口剤の使用頻度が高い。今回は妊娠判定日までの合成黄体ホルモン経口剤の使用についても薬理学的特性を踏まえ、念頭に置いておくべきポイントを概説する。

プロゲステロン腟剤が我々にもたらしたもの - この5年で見えてきた効用と課題-

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藤原 敏博 先生 (フェニックスアートクリニック 院長)

ART適応を有するプロゲステロン腟剤が日本で上市されて5年目を迎えた。患者の利便性や使用感の改善、胚移植日血中P4値に関する固定概念の打破等、様々な効用が確認された。一方、今後の課題としては、プロゲステロンの内膜脱落膜化メカニズムに基づく、反復着床不成功例に対する治療アプローチや、周産期合併症との関連について目を向けていく必要がある。

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黄木 詩麗 先生 (矢内原ウィメンズクリニック 院長)

受精卵が免疫学的に母体に拒絶されないようにするためには、主に拒絶反応の抑制と免疫寛容の誘導が重要である。プロゲステロンは、①未熟な樹状細胞から寛容系樹状細胞への分化およびナイーブT細胞から制御性T細胞への分化促進、②コルチゾンからコルチゾールへの変換を促進し、コルチゾールとMRの結合によるレチノイン酸代謝経路を介したナイーブT細胞からTh2への分化促進、それに伴うTh1/Th2比の低下によって免疫寛容に働き、受精卵の着床環境を整えている。

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