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プロウペスの取り扱い/その他

プロウペスと同じ成分のプロスタグランジンE2錠は子宮収縮薬だが、
プロウペスが子宮頸管熟化剤である理由は?

プロスタグランジンは半減期が数分と大変短く、分泌されると近傍の細胞にのみ作用して生理活性を発揮するため、局所ホルモン(オートクリン、パラクリン)と呼ばれています1)。プロウペスの有効成分であるジノプロストン(プロスタグランジンE2)は、子宮頸部に作用すると主に子宮頸管熟化に働き、子宮体部に作用すると主に子宮収縮に働きます。そのため、プロウペスは標的部位である子宮頸部(後腟円蓋)に留置し、局所的に投与(経腟投与)することで子宮頸管を中心に効果を発揮し熟化作用を示します。
ただし、子宮体部にまったく作用しないということではないため、プロウペスを用いた子宮頸管熟化にあたっては、子宮収縮薬と同様に分娩監視装置を用いた連続モニタリングに加え、定期的にバイタルサインをモニターする等、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行っていただくようお願いします。

1)和泉俊一郎他:周産期医. 2016: 46(S); 286-289.[FP08268]

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プロウペスを冷凍庫から取り出した後、使用開始まで室温にさらされるのは問題か?

プロウペスは冷凍庫から取り出した後、室温に戻す必要はなくそのまますぐに投与できます。プロウペスの有効成分であるジノプロストンは、室温できわめて不安定であり、-20℃程度で保存すると安定するため、-20℃以下の冷凍庫で保存してください。25℃で16時間保存した試験(サイクル試験)1)では問題ありませんでしたので、室温での保存は数時間程度としてください。

プロウペスの各種条件下における品質安定性試験1)
表:プロウペスの各種条件下における品質安定性試験
測定項目
:性状、純度試験、含量、微生物限度試験(サイクル試験では製造時と36ヵ月時点のみ実施)、放出性、乾燥減量〔サイクル試験では25℃(16時間)から5℃(28日)の間は実施せず〕
参考
プロウペスのその他の品質安定性試験
参考:表:プロウペスのその他の品質安定性試験
測定項目
:性状、主成分及び分解物の含量

1)社内資料:プロウペス腟用剤10mgの安定性

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プロウペスを挿入しにくい場合の対処法は?

少量の水溶性潤滑剤を使用すると挿入しやすくなります。エコー時に用いられるようなゲル状の水溶性潤滑剤を使用します。腟内とできるだけ同じ環境とすることで本剤からのジノプロストンの放出や組織への吸収に影響を与えないことが重要ですので、産科クリーム等、油性のゲルは使用しないでください。

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